澪 ナギ

未来へ続く物語の記憶

このチームワークは、いつかのためになるはず

未来へ続く物語の記憶

わたしのすべては、あなたのもの。

振り返ってみると楽しかった体育祭を終えて、土日を挟んで七月最初の登校日。  体育祭ではぎらぎらした目にびっくりしたけど、武煉先輩たちのおかげでこれからも静かなんだよねと、七月ということで衣替えした生徒たちで溢れる通学路を歩いていく。  一応...
ゼロの記憶

あけましておめでとうございます!

こんにちはの澪ナギです! あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします! すでに7日、今年に入って一週間経って少し遅めのご挨拶ではありますけれども。今年もより楽しんで参りたいと思うので、このふぉるくる宝箱にあそびに来ていた...
ゼロの記憶

今年もお世話になりました! 来年も楽しく過ごします

こんにちはの澪ナギです! 年末ですね。今年は本当に「師走」というような12月を過ごしていたので、いまだに年末感がありません。日付を書くことが多いのですが、いまだに「11月――あ、違う12月だ」ということもある日々です。 そんな12月も今日で...
ゼロの記憶

寒い季節です

おはようございますのナギです! とても寒くなりましたね。皆様体調は大丈夫でしょうか。わたしは思わぬ寒波ではありますが元気に、今できることをして過ごしております。 もうすぐクリスマスですね! 今年の十二月は本当に早いです。まだ日付を十一月と書...
僕らの思い出

2023主人公組バースデーシリーズ

誕生日は、矛盾した自分を許す日だ。 「……」  逢いたいのに逢わない。幸せを願って遠ざかって。  いつもはその矛盾した自分を許せないけれど。  今日だけは。 「お」  毎年決まった矛盾した想いを手紙に綴って、家を出る支度をする。  時刻は三...
未来へ続く物語の記憶

少し騒がしくなった僕らの日常

この世界には、「地区」、というものがある。  大きく分けられた種族が争いを起こさないようにと引かれた規制線でできた区域のことで、主にその街の中心地──ここでいうならば笑守人を中心に、八つの地区がある。  東西南北にはヒト型が住み、間の北東、...
未来へ続く物語の記憶

君の日々が、少しでも色鮮やかさを取り戻せますように

《優勝はめでたく青組と決まり──》 「いやぁ、ワリィコトしちまったな」  すべての演目が終わり、閉会式。  司会の方が成績発表を行っていく中、私の隣に座る陽真先輩が珍しく本当に申し訳なさそうに言いました。彼の隣にいる武煉先輩も、申し訳なさそ...
未来へ続く物語の記憶

魔王、再臨

「すげーなんか歓声聞こえた」 「あのモニターで見りゃわかんだろ、なにしてんだオマエんとこのチートクンは」 「随分ご機嫌のようだね」  リアスが最後に駆り出されていったので、クリスティアのミッション遂行走を先輩方と見ていた。ラスト出るのとかあ...
未来へ続く物語の記憶

いつか言葉を失っても、あなたには届くはず

「私はそれほどまで信用なりませんかね」 「くじ引きで遠くなった場合どうするつもりだ」 「あなたはほんとにもう……」  リアス様にあきれて、カリナはため息をついた。  リアス様と上級生で双子の演目を見たあと、妨害守護合戦から帰ってきた双子も合...
未来へ続く物語の記憶

巡り巡っても、変わらぬ想い

「あっちゃぁ、華凜負けちゃったか」 「他走者が全員男で二位というだけすごい方だろう」 「華凜ちゃんも足速ぇなぁ」 「うちでは遅い方だよ…?」 「マジかよほんとチート」  カリナがマラソンの方に行って、しばらくして戻ってきたリアスとクリスティ...
未来へ続く物語の記憶

備えもできず、憂いも増す

「……撃破しましたよね」 「したね」 「捕縛ですよね?」 「捕縛だね」  捕縛走が行われる場所から少し離れた人工芝に腰を下ろして幼なじみカップルの勇姿を見ていました。運命というものなのかリアスとクリスは一緒だそうで。足の速さだったらやっぱり...
未来へ続く物語の記憶

人の世は、いつか為になることばかりだけど

《選手宣誓、私たち笑守人学園の生徒は、この体育祭を通し、より一層人々を笑顔に出来る力を身につけると誓います》  雲一つなく、よく晴れた体育祭当日。正直雨よ降れと思ったが願いは通じず。笑守人の生徒は動きやすい服装に、各チームのハチマキを任意の...
未来へ続く物語の記憶

人生初、学園不良体験

「では今月末、六月三十日に行われる体育祭について説明をする」  梅雨の割には雨が少ない日が続く六月中旬、クラスHRの時間。俺たち一組の担任・杜縁先生が全員に紙を配り始めながらそう言った。 「まず、笑守人学園での体育祭は一般でやっているような...
僕らの思い出

狂気発作シリーズ

紅を見る。  じっと見つめたら、こっちを向いて。 「どうした」  やさしく声をかけてくれる。  それに、手を伸ばして。 「あか見てた」  そう、言えば。 「そうか」  笑って、ほっぺに伸ばした手をゆるしてくれる。  ――あたたかい。  この...
ゼロの記憶

着々と進み、終わり、また進み

こんばんはです、ナギです! 気づけば十二月ももう十日ですね。早いものです。 こうやって月日はどんどん過ぎ去っていくのかなぁとしみじみしております。 うちの子進捗記録を見たところブログの方は今月初みたいですね! そんなに書いてなかったんだなぁ...
未来へ続く物語の記憶

変わらない日常、けれど変わっていく運命

楽しくてあっという間なゴールデンウィークが開けて。  学校に行くと、余韻に浸る間もなく本格的に授業が始まった。  クラスのみんなは授業に追いつくのに必死らしくて、始めの週だけでも疲れた顔の子が出てきてたけど。わたしとリアス様が取ってるのは実...
未来へ続く物語の記憶

輝きは、時に濁りを宿して

ゴールデンウイーク最終日。  今日は、午前にまだ残ってる罰ゲームやって、午後にごほうびタイム。  ”一日○○”とかは、半日に変更。残ってるって言っても罰消化の日にある程度終わってるから、昨日のチェスで追加になったカリナとレグナの分と、わたし...
僕らの思い出

狂気シリーズ

”紅は血の色、だめな色”。  みんながこわがる悪魔色。  でも、わたしにとっては、初めて”わたし”を見てくれた、大好きなあなたの色。  そんな”紅”に埋もれて眠れたら、わたしはどんなに幸せなんだろう。 「りーあーすーさーまっ」 「っと」  ...
未来へ続く物語の記憶

さぁ勇者よ、剣を取れ

やっとメイド服が脱げた……。ズボンってすばらしいなと思いながら迎えたゴールデンウィーク四日目。  持ってきたもので残ってるのはチェス。時間もかかるだろうと先に昼飯を食べて、いつものようにリビングに座った。ただ今日は円を描いてではなくて──。...