澪 ナギ

クリスティアに物語を聞かせてもらう

もしも逢えたなら、君が好きだと伝えよう

重い心臓病で学校に通えない聖が、想い人に思いを告げようとする話。未完。リニューアル予定。
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この声が消える前に-0-

美しい声を持つ魔法使い・ノアが、大好きな人へ想いを伝えようとした話。未完。リニューアル予定。
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未来へ続く物語の記憶 Second April-IV

お泊まり会ぷちコミック月曜日 ティノ&ウリオスペアティノお邪魔しまーす!ウリオス世話なるぜ旦那リアスあぁウリオス風呂場とか寝室の警備は任せな!レグナ頼もしいねウリオス武煉どうしてこちらを見て言うのかな蓮?ティノそういえばこれ知ってる? この...
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しあわせという名の終わりが、永遠に来ませんように

「キミから”幸せ”って言葉を聞いたことがないよね」 とある運命の日を終えて、天界に帰って数日。突然セイレンが言って来た。 勉強期間中だから、本を広げたまま。セイレンを見上げて、首を傾げる。「いきなりどうしたの…?」「なんとなく。ボクはキミか...
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それでも、恋してしまった俺の負け

「君の収集癖というのは兄譲りだったりするの?」 そう聞くと、彼女はこちらを見てコーヒーを注ぐ手を止める。 その数秒後、納得がいったのか。「あぁ」と笑って、再びコーヒーを注ぎながら笑った。先ほどの蓮と雪巴の掛け合いがきっかけだろうと気づいた彼...
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未来へ続く物語の記憶 Second April-III

画面に映る人を見る。 その人は縛られながらも笑っていて。《俺は約束を果たしに来ただけなんだよっ!! あいつが望んだんだそれをっ!! なのにあいつは忘れていやがったんだ!》 なんて、ボリュームをかなり小さくしても耳障りなくらいでかい声で叫ぶ。...
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違う意味でまた「すまない」と言われるのは、もう少し先の話

きっとそれは、当たり前になっていたんだと思う。「それでね!」「うん」 隣で話す美織ちゃんは、口元はずっと笑みだから感情がわかりづらいけれど。目を見れば、感情がちゃんとわかる。 今、楽しんでくれているということ。 中学の終わり。 二人とも人間...
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この銃口の先に、君がいる-0-

僕は君に銃口を向ける。君も僕に銃口を向ける。涙を流して、震える指で、僕らはその、引き金を引いた―「時雨ー!」「ん・・・?」いつもと変わらない穏やかな朝。僕、玖珂羅時雨くがら しぐれはほんの少し遠くから聞こえる、僕を呼ぶ声で目を覚ました。「朝...
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未来へ続く物語の記憶 Second April-II

春休みの最後となる木曜日。 いつものごとくカップルのお宅にお邪魔させていただき、今日は新学期前日ですし来訪者もありませんねと、少し久しぶりとなる四人の時間を過ごしていました。 四人でローテーブルを囲み、レグナが作ってくれたパンケーキを口に運...
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後日その壁を優雅に越えようとしている不良がいました

「告白しようと思ってるんだ」 突然言われた言葉に、自分でもわかるくらい目を見開く。その先にいる彼は、少しまだ迷っているんだろうけれど、本気がうかがえて。「……誰に」 放課後の少しまだざわつく教室の中。 彼にだけ届く声で、そう言えば。 目の前...
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未来へ続く物語の記憶 Second April-I

約束というものは、必ずしも果たせるわけではないものであると思う。 たとえば結婚をしようという将来の誓い。 たとえば、明日出掛けようという些細な約束。 そして。「終わらないわっ!!」 たとえば学校で出る課題も教師との約束であり、ヒトはなかなか...
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勝利という花を咲かせるまでは、きっとあと少し

「疲れちゃわない?」 その声に、自分でもわかるくらい驚いた顔をしてそちらを向いた。 けれど視線の先の友人は、ゲームに目を落としまま、どこか興味なさげに僕に続ける。「頑張りすぎてないかなって」「……僕の話か?」「そう、祈童の話」 そう言われて...
ゼロの記憶

大充実の3月でした! 4月も充実した月にしていきます!

みなさまこんにちは! 澪ナギです!4月になりましたね! 4月らしからぬ寒さになっておりますが、みなさまお元気でしょうか?ナギはとても元気に過ごしております! 今月はエイプリルフールから始まりまして、本日ブログとなります。たくさん振り返りして...
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悪夢の中が今の君だったなら、俺は二度と帰ってこれなかったんだろう

気づいたら、暗い部屋にいた。 周りを見渡したら、暗くて見えづらいけど、丸いものとかかごが置いてある。「……倉庫……?」 急だなってことと、においが場所特有な感じがないなってことから、すぐに夢だってわかった。すぐ気づくのもあんまり楽しくないな...
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F-Marchの後話短編

中学の頃から見慣れた、紫のフードを見て、問う。「本当に行くの」 襟足だけ伸びてる不思議な髪形をした現相棒は、振り返ることなく。ベッドに腰かけながらいつもの調子で頷いた。「そりゃもちろん。カワイイ後輩が困ってるみたいだし?」「そう」 真っ白い...
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未来へ続く物語の記憶 March-VII

コツコツと爪先を鳴らしながら靴を履く同級生の背を見る。 何度か靴で地面を叩いたそいつらは、きちんと履けたのか、こちらを振り返った。『じゃあ炎上クン!』『おじゃましましたですっ』「えっと、お邪魔しました」『嬢ちゃんによろしく頼むぜ』「あぁ」 ...
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さくらの日パズルの夢シリーズ

運命の日は、それが終わりの年じゃなくても。ときどき不思議なことが起きた。「、ぅ」「熱、下がりませんね」「んー、解熱剤も効かないね」 私たちの誰かが、体調を崩したり、下手したら死んでいたんじゃないかというようなけがをしたり。結局はそのまま治る...
カリナにアルバムを見せてもらう

また逢う日までの御話4

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未来へ続く物語の記憶 March-VI

こつり、ヒールを鳴らしながら廊下を歩いていく。 手に持った荷物を落とさないように気をつけつつ足早に歩いて行って、ひとつのドアの前で足を止めた。 ドアの隣に掛けてある札の名前を見て、間違っていないことを確認し。 そっと口角を上げて、少々お行儀...
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あなたのぬくもり

そっと、触れてみる。 輪郭をなぞって、髪に触れて。頬を撫でて、少し骨ばった手を、そっと、そっと。指先でなぞっていった。 あなたはいつだって、笑ってくれる。 あぁ、たまには、むくれることもあるかもしれない。 けれどほとんどは、ずっとずっと笑っ...