クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 March-VII コツコツと爪先を鳴らしながら靴を履く同級生の背を見る。 何度か靴で地面を叩いたそいつらは、きちんと履けたのか、こちらを振り返った。『じゃあ炎上クン!』『おじゃましましたですっ』「えっと、お邪魔しました」『嬢ちゃんによろしく頼むぜ』「あぁ」 ... 2025/03/27 06:47 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう さくらの日パズルの夢シリーズ 運命の日は、それが終わりの年じゃなくても。ときどき不思議なことが起きた。「、ぅ」「熱、下がりませんね」「んー、解熱剤も効かないね」 私たちの誰かが、体調を崩したり、下手したら死んでいたんじゃないかというようなけがをしたり。結局はそのまま治る... 2025/03/27 06:46 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 March-VI こつり、ヒールを鳴らしながら廊下を歩いていく。 手に持った荷物を落とさないように気をつけつつ足早に歩いて行って、ひとつのドアの前で足を止めた。 ドアの隣に掛けてある札の名前を見て、間違っていないことを確認し。 そっと口角を上げて、少々お行儀... 2025/03/24 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう あなたのぬくもり そっと、触れてみる。 輪郭をなぞって、髪に触れて。頬を撫でて、少し骨ばった手を、そっと、そっと。指先でなぞっていった。 あなたはいつだって、笑ってくれる。 あぁ、たまには、むくれることもあるかもしれない。 けれどほとんどは、ずっとずっと笑っ... 2025/03/22 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう -幸願病- 私は、あなたの幸せを願う イヤホンを付けて、音楽を掛けて。 いろんな音を、シャットアウトしてみる。 世界の音、誰かの音。 ――私の、頭の声の音を。―1― きっかけなんて、覚えてなかった。 気づいたら、私の頭の中には「それ」がいる。 思いたくない言葉。苦しむ私をあざ笑... 2025/03/20 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 March-V 土日が過ぎて、一日自習期間を挟んでやってきた三月二十日火曜日。俺たち幼なじみたちのテストの日。 笑守人は三学期のテストは一学期もしくは二学期で選んだもののどちらかを受けるシステムになっているので、護衛というリアスが不安になるものは当然却下し... 2025/03/17 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 March-IV ホワイトデー自習期間の放課後、裏庭にて美織一日早いけどホワイトデーよ! 当日で渡せないのが悔しいわ……結仕方ないさ。テストの関係上、全員で集まれるのが今日か昨日だったのだから美織そうだけどー!ウリオステストと言や、今回内部テストは旦那たちだ... 2025/03/14 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 March-III 双子の誕生日を無事に祝い終え、雛祭りも終わり。 来週にホワイトデーやテスト習慣を控えた水曜日の放課後。 上級生に声を掛けられてやってきたのは。「演習場ではなく道場、です?」 授業棟の端の方にある道場。新鮮な和風の室内を見回しながら足を踏み入... 2025/03/06 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 March-II 三月三日はひなまつり。おひなさまとおだいりさまを並べて、女の子の成長をお祈りする大事な日。 でももうひとつ、大事なこと。 大好きな親友たちが生まれた日。 なんだけれども。「みんな誕生日はなにもいらないって言う…」 そんな大事な日を明日にひか... 2025/03/03 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 March-I 一年というのも早いものでもう三月。 三月と言えばクリスティアがかわいいお雛様やバレンタインのお返しがあるホワイトデー、そしてあと二年あるけれど我々が消滅した日。たくさんのイベントがあります。 そんな長年続けているイベントに加えて。「す、進ま... 2025/03/01 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 February-VII 2月武闘会本戦今年も無事にやってきました武闘会本戦陽真時間制限なし。楽しもうぜ相棒武煉もちろん広人……心配しかない本戦スタートティノわぁ、紫電先輩、大剣思いっきり振ってる!ウリオス木乃の坊ちゃんも拳がいつもより早く感じるぜっ美織容赦ないわ!... 2025/02/26 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 February-VI 武闘会本戦も、決勝戦を含め残すところあと三回となりました。 今日の対戦は陽真先輩と虎のビースト。陽真先輩はまだ傷が完全に治りきっていないのか少々体を引きずりながらスタジアムへ降りていきます。包帯やら傷バンやらが残っていますし結構心配なんです... 2025/02/24 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 February-V 恋人のささやかな贈り物に内心で浮かれたバレンタインが開け。「……まじか」その浮かれた気分を吹き飛ばすかのように、それはやってきた。もはや恒例となってきた対戦発表のメールを開けた瞬間俺の顔はひきつり、代わる代わるのぞき込んで来た幼なじみや同級... 2025/02/18 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 February-IV クリスか私が狙われているのではないかという視線も気になる中。世の中は二月ということで街中はバレンタインムード一色。 商店街側ともなれば淡いピンクのポスターや旗で彩られています。 最近はその視線で気も張っていましたが、手がかりも何もない状態で... 2025/02/14 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 February-III ほんの少し気分が悪い。 レグナ達からの報告を聞かされてなのか、それとも日に日に多くなっている気がする人混みからなのか、もしくは両方なのかはわからない。 ただとりあえず。「大丈夫か炎上」「炎上君、お水飲む?」『途中退場であればペナルティなどは... 2025/02/12 07:00 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 February-II 二月二日、今月最初の金曜日。 当日発表の武闘会。俺たち同級生上級生メンバーのうち本戦に勝ち上がったヒトで最初に選ばれたのは。「龍がんばれー…」 我らが王子・リアス。 放課後の演習場スタジアム中央で、選ばれた親友の顔はちょっと不安げ。 そりゃ... 2025/02/07 07:00 2025/02/09 13:16 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 February-I 刀を横へ薙げばひらりと翼を羽ばたかせてかわされる。前回ならばそのままくるくる相手の周囲を回り最終的に背後へと言うのが彼女の戦法でしたけれど。 オレンジ色のきれいな毛並みはそのまま私の頭上へと舞い上がり、魔術の火球を小出しに撃ってきました。「... 2025/02/04 07:00 2025/02/09 13:16 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう ifシリーズまとめ 大学生:リアス、レグナ、カリナ(3年生くらい)高校生:クリスティア+同級生組大学生がカフェでみんなバイトリアスが元々深夜番、双子ちゃんは夜番で入れ替わり制ある日夜番のバイトの子が一人やめてしまって、リアスにとりあえず繋ぎで夜番出てってところ... 2025/01/24 07:00 2025/02/09 13:16 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 January-IV 大事なもの以外、なにもいらない。「…」 たとえば夢の中の話とか。 大好きなヒトが出てきたら覚えていたい。でもそれが。 興味のない人なら、わたしはいらない。「…」 まっしろな空間。 なんにもなくてただただぼんやりしていたら、ふっと少し離れたと... 2025/01/21 07:00 2025/02/09 13:16 クリスティアに物語を聞かせてもらう
クリスティアに物語を聞かせてもらう 未来へ続く物語の記憶 January-III 放課後、予定を合わせて交流武術会になりましたシオン炎上君、今回は平気?リアスあぁ。前回は世話になったな陽真んじゃまー始めっかー武煉といってもどうやっていこうかフィノア役割分担でもするぅ?リアス……ひとついいか陽真どうしたリアス俺達は特に教わ... 2025/01/19 07:00 2025/02/09 13:16 クリスティアに物語を聞かせてもらう