2025-04-26

クリスティアに物語を聞かせてもらう

未来へ続く物語の記憶 Second April-V

かごに入った野菜を洗いながら、鼻歌を歌う。それを聞いてたまっしろなもふもふはわたしの横にやってきた。『ごきげんです氷河っ』「うん…」『何事ですかっ』 いっしょに野菜を洗い始めてくれたユーアにお礼を言ってから。「デート…♪」 小さく、言うと。...
クリスティアに物語を聞かせてもらう

いつだって、かっこよくてかわいいヒーローの一番でいたい

「こわい」 呟かれた声に、そちらを向いた。 ソファの上にちょこんと座り、膝を抱えている恋人は、また。「…こわい」 こぼして、俺にもたれかかる。かわいげのあるそれに微笑んでしまうのはしょうがない。なるべく見せないようにはしつつ。「珍しいな」 ...