【感想】Tremendous Fantasy 本編
こんにちは、志貴零です(*・ω・)ノ
本日もフォロワーさんの作品を読ませていただきました!
Elraさんのたくさんの作品の中で、今回は完結作品である「Tremendous Fantasy 」の本編を読ませていただきました!
Elraさんの描くTremendous Fantasy はこちら↓
こちらの作品は、城下町に住む少年少女たちの冒険のお話。
ほほえましいワイワイとした掛け合いや、ときには過去の向き合いやケンカもしながら黒幕に向かって冒険していきます。
私は冒頭にある小説の一節がとても好きでした!
表と裏、表裏一体のお話。紙にも表と裏がある、という表現に、今まで当たり前に触ってきた紙に「そっか!!」ととても印象に残りました。
冒頭でやってきたそんな一節がどんな風に物語に関わっていくのだろうととてもわくわくしながら読んでいました。
そしてもう一つとても印象に残っていたのは、Elraさんが描く一人称。
まるでキャラクターが私に語りかけているような文で、はじめの、ミワシドさんによって語られる仲間の紹介や城下町についてなど、読むのが楽しかったです!
ついこの前、Elraさんが「キャラと語り合いながら物語を書く」というのを拝見してから今回読ませていただいたのですが、キャラと語り合っているのがわかる文章で楽しかったです。
そしてアドリアナさんが読んでいても伝わるくらい天使だなと思いました。とてもかわいらしい…!
物語はまるでRPGのような世界観とお話で、冒険もののRPGならでは、武器や魔術、必要な道具をそろえたり、そして聖堂や酒場に話を聞きに行ったりというのがゲームをしているような感覚でした!
語られるミワシドさんの過去も切なく、そんな彼を支えたウルガミルさんもかっこよく。
個性的なキャラクターさんたちの中で、私がとても印象に残ったのは、彼らがまず追うことになる暗黒魔導士のカティーさん。
彼女は何故、ミワシドさんをあのとき生かしたのか。元は表に出ていたであろう、今は裏側へと隠れてしまった優しさなのか、それとも彼に何か見出したからこそだったのか。
表と裏というのがとても印象に残っていたので、物語を読みながらそんな思いが止まりませんでした。
そしてウルガミルさんとタイクロスさんが過去何があったかというのも気になるところ!けれどひとまず、和解ができたということで安心もあります!
個人的にとても好きだなと思ったのがキャニオンさん!
声の変わるところがとても好きでした!威圧感があるところから、いきなり子供のように語り出すあの感じ。とても好きです
そこで開かされる真実にも、あぁぁカティーさんーー!!と胸の切なさも膨らみました…!カティーさんもとても好きです。彼女のしてきたこと自体はきっと許されることではないけれど、どこかでまたミワシドさんたちと逢うことがあれば、どうか少しでも良い関係を築いて欲しいなと思います。
そして冒頭であった小説の一節!
読みながら、ずっと「表と裏と言うことは誰かしらに裏がある…?」みたいに思っていて、キャラクターたちの動向をずっと伺っていたり、どんな裏があるのだろうという思いで読み進めていたら、「表と裏というのはそういうことか!」と良い意味で裏切られました!
リーファさんやネンスさんを特にじっくり見ておりました
そしてアドリアナさん!
守りたい女の子!というのを体現したような彼女が…!というのはとても胸が熱くなりました。
とてもまっすぐなお話で、ゲームで操作してみたいなというな感想をもちました。「じゃあここに行ってみよう!」だったり、「ここで話を聞いてみよう」というのが、RPGで仲間に声をかけられているようで、ゲームになってもきっと楽しいのだろうなと思います。
番外編は今回はまだ読んでいないのですが、そちらもまた読ませていただければと思います。
また、ElraさんがTwitterにてよく呟いていらっしゃるフェルーラさんとジュスカさんが登場する物語もまた読ませていただければ思います!
素敵なお時間をありがとうございました!